2008/11/04

iPhoneと会話する

Amy A. I. は、iPhoneと会話するためのアプリである。

iPhoneを通じて誰かと会話する、のではなく、iPhoneそのものと会話するのである。
要するに会話型のプログラムだ。

Amyとは別に、ELIZAという有名な対話プログラムがある。実にシンプルなアルゴリズムにもかかわらず、非指示的カウンセリングでのやりとりを思わせる自然な(英)会話を成り立せてしまうところがELIZAの凄いところだ。むか〜しむかし、BASICで書かれた短いELIZAのプログラムを、Apple II上で走らせて遊んだのが懐かしい。

初期化にえらく時間がかかることから考えて、AmyはELIZAより相当に高度なことをやっているのだろうと想像できる。
果たしてどんな受け答えをしてくれるのであろうか?

私: Hi.
Amy: Hello, there.
私: My name is J.
Amy: Your name is J.
私: Who is your favorite sci-fi author?
Amy: My favorite sci-fi author is Philip K. Dick.

なのだそうだ。渋いね。
そこで、

私: Me too.

と入力すると、

Amy: I'm grad we agree, J.

という答えが返ってきた。
私が以前遊んだバージョンのELIZAでは、文脈情報は全く利用されていなかった。
しかし、Amy A. I.は、私の名前(J)を覚えていたようである。
ELIZAとはいろいろと違う点があるようだ。

しかし、Amyと会話を続けていくと、訳の分からない状態になってしまうことがよくあった。

例えばELIZAに対して
Well, my boyfriend made me come here.
と入力すると、人称代名詞をうまい具合に置き換えて、
YOUR BOYFRIEND MADE YOU COME HERE
と、自然なオウム返しをしてくれる。

しかしAmyに同じ文を入力すると、
Have you told many people that your boy friend made me come here?
という返事が返ってくる。
元の入力分がthat節に埋め込まれた形にはなっているが、内容が変換されたのは
my boy friend → your boy friend
の部分だけ。
meがyouになっていないので、わけのわからない会話になってしまう。

どんなアルゴリズムを使うとこんな受け答えになるのだろうか?

≪ AmyとELIZAの会話ホーム学習曲線 (3) ≫

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