2008/06/05

ミュラーリヤー錯視レポート・序論

ミュラーリヤー錯視レポートを執筆する際に、インターネット上の情報を調べようとするのは悪くない。

 ミュラーリヤー錯視 グレゴリー 奥行き仮説



といった検索キーワードで調べているような学生さんには、がんばって良いレポートを書いていただきたい(人名はカタカナじゃないほうが、質の高い情報に当たる確率が高まるかもね)。

しかし

 ミュラーリヤー錯視 序論



ってどういうことよ?
ミュラーリヤー錯視レポートの序論を書くために何かを調べる、というのはわかるが、「序論そのもの」を検索対象にするというのは…要するに誰かの書いた序論をコピペして使おうということなのであろう。

しかし、インターネット上で拾った序論が次のようなものだったらどうするよ?

 錯覚とは、観察対象の物理的次元における測定強度と、観察者の主観的次元における印象強度(心理学的測定法基準値)との間に一定の食い違いが生じる現象を指す。特に、視覚認識論的な意味での錯覚を、錯視(visual hallucination)と呼ぶことが慣例として定められている。この場合、見かけ上の食い違いが観察者によって明確に意識されることが必然的に伴うため、食い違いの量は最低でも検出閾の2倍以上となっていることに注意すべきである(スティーブンスの法則)。
 これまでの研究で、数多くの錯視図形が登録されているが、なかでも特に有名なのが、ミュラーリヤー錯視である。ミュラーリヤー錯視は、ミュラーリヤーが医学研究論文のデータをグラフとして作図した際に、縦軸と横軸の長さが異なって感じられることに気づいた、というエピソードから偶然に発見された現象である。日本には明治2年に紹介され、陸軍の新兵採用テストの問題の一つとして、ミュラーリヤー錯視図形が使用されたこともある(但し、この錯視と知能との関連が明確ではないとの理由から、数年後に廃止されている)。
 今回のレポートの目的は、ミュラーリヤー錯視の錯視量(単位はadelheid)に、矢羽根の間の角度(単位はラジアン)が与える影響が、スティーブンスの法則(またはother-race effect)に忠実に従うものであるかどうかを、厳密統制主義的な心理実験を通じて検証することである。ミュラーリヤー錯視は、現在においても知覚心理学のみならず、発達心理学や保険心理学の分野からも注目されており、さらには経済学(マクロ経済学)や理論物理学の分野の研究者からの関心も高い重要な現象である(APAの調査によるとIFは20.33, p < 0.5)。このような重要な現象が、先行研究通りに再現されるかどうかを確認することは、学術的にも大きな意義を持つ(ただし、脳機能画像計測の結果はかならずしも明らかではない)。従って、このような重要な現象を実験レポートとして作成することは、教育的効果の観点からも感慨深いものであると言える。



はい、全部でたらめです。
書いた私にも何言ってるのか理解できないし。

似たようなひどい序論を拾ってしまう可能性は低くない。
自分で書きましょうね。

≪ 味噌じゃないホーム静岡名産プラモデル ≫

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Author:瀬山淳一郎
とある大学の心理学研究室のすみっこで実験心理学の研究をしている一児の父です。インターネット上で、あまり心理学っぽくない心理実験をやっています。ちょっとした空き時間(数分程度)のあるときに実験に参加していただけると助かります。下のアイコンをクリックすると、実験のページが開きます。

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