2008/05/28

ミュラーリヤー錯視実験に参加しての感想、そこから得られた教訓

ミュラーリヤー錯視レポートの執筆に悩む学生さん達がこのブログを通り過ぎていきますよ。

さて、

ミュラーリヤー錯視のレポートの最後、考察の部分で、

…このことから、錯視量と矢羽根の角度(鋏角)の間には、一定の関数関係が存在することがわかった。



などと結論をのべ、締めくくりに、

私はもともと臨床心理学に興味があったのだが、このような知覚心理学の研究もなかなかに興味深いものであることがわかった。



と実験に参加しての感想を述べる。

そしてさらに加えて、

このような実験結果から、我々の視覚は簡単に騙されてしまう不正確なものであることがわかった。今後は、見かけの印象をそのまま鵜呑みにすることはせず、錯視(錯覚)の影響で印象が歪められている可能性を念頭に置いた上で、正しい判断ができるように心がけたい。



といった具合に、実験から得られた教訓を述べる。

などという誤った実験レポートを書いてしまっている人は何人くらいいますか?
はい、挙手。

子供の頃、無理矢理書かされていた読書感想文やらなんやらの作文では、最後の締めくくりに教訓ぽいこと書いていたような記憶がある。そうするとまとまりが良いように思っていたということか。

しかし、指導の先生が
「実験に参加しての感想、そこから得られた教訓を書きなさい」
という指示を(何らかの理由で)出していない限り、実験レポートにはそういうこと書きませんから。
普通は。

感想やら教訓を書いてしまった場合、レポートを採点する先生は、

1)実験レポートと読書感想文の区別もつかんとはけしからん!と怒る。
2)腹を抱えて笑い出す。

のいずれかの反応を示すことになるのではないか、と。

減点されることはあっても点数が増えることはないでしょうね。

ということで、感想とか教訓は書かないで良いです。
書くな。

教訓なんか書いている時間があったら、私の実験に参加してください。

[おねがい]
このブログで紹介している心理学的現象は、被験者さんたちの協力によって見出されてきたものばかりです。わたしも新現象発見のために、被験者を必要としています。自分がやらなくても誰かがやるから大丈夫でしょ、と思ったらそれは大間違い。
あなたの協力が必要なんです。下のアイコンをクリックすると実験内容を説明しているページが開きます。5分から10分程度の間、簡単なゲームのようなことをしていただいています。どうか御協力ください。
被験者募集中!
または東大文学部サーバーのページへどうぞ:http://www.l.u-tokyo.ac.jp/~seyama/explist.html

≪ アヌビアスナナの代わりにホーム淡いグラデーションを使った遊び (2) ≫

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Author:瀬山淳一郎
とある大学の心理学研究室のすみっこで実験心理学の研究をしている一児の父です。インターネット上で、あまり心理学っぽくない心理実験をやっています。ちょっとした空き時間(数分程度)のあるときに実験に参加していただけると助かります。下のアイコンをクリックすると、実験のページが開きます。

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