2007/10/23

尻に対する腰の比率をグラフにしてみよう

Johnson et al. 2007

Johnsonさんたちの研究グループでは、ぱっと見ただけでは男だか女だかよくわからない画像をCGで作りました。Poserを使ったようで、実際には動画です。
リンク先でその画像(動画)を見ることが出来ます(Supplement1.mov)。

このとき、ヒップに対するウェストの比率を0.5から0.9の範囲で変えています。
この比率をWHR(Waist to Hip Ratio)と言いますが、WHR=0.5ってのはかなり腰がくびれている状態、WHR = 0.9ってのはかなりズン胴の状態です。

この、男だか女だかよくわからない画像を被験者さんに見せて、男に見えるか女に見えるかを判断してもらったところ、WHRが大きくなり、ズン胴になるほど「男に見える」という判断が増えたそうです。
まあ、直感的にもそうなるだろうなという気はします。

この実験結果、論文中では数値を羅列する形で述べられていただけなんですが、これをグラフにしてみたのが上の図です。
きれいなS字型のグラフになりました。実験心理学の論文では、よく見る形のグラフです。
縦軸は「男に見える」という判断の比率ですので、50%より大きいと、「男に見える」という判断が優勢、50%より小さいと、「女に見える」という判断の方が優勢だったことになります。

「男に見える」という判断がちょうど50%のとき、「女に見える」という判断も50%になりますから、男だか女だか全然わからなかった、ということを意味します。多分、被験者さんはあてずっぽで回答していたんでしょうね。
この実験で使った画像だと、だいたいWHRが0.7あたりのときに、男だか女だかよくわからなくなったということになります。
でも、同じ事が、Johnsonさんたちが使った画像(動画)以外でも成り立つかどうかはわかりません。

Johnson, K., Gill, S., Reichman, V., & Tassinary, L. (2007). Swagger, sway, and sexuality: Judging sexual orientation from body motion and morphology. Journal of Personality and Social Psychology, 93(3), 321-334.

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とある大学の心理学研究室のすみっこで実験心理学の研究をしている一児の父です。インターネット上で、あまり心理学っぽくない心理実験をやっています。ちょっとした空き時間(数分程度)のあるときに実験に参加していただけると助かります。下のアイコンをクリックすると、実験のページが開きます。

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