尻に対する腰の比率をグラフにしてみよう

Johnsonさんたちの研究グループでは、ぱっと見ただけでは男だか女だかよくわからない画像をCGで作りました。Poserを使ったようで、実際には動画です。
リンク先でその画像(動画)を見ることが出来ます(Supplement1.mov)。
このとき、ヒップに対するウェストの比率を0.5から0.9の範囲で変えています。
この比率をWHR(Waist to Hip Ratio)と言いますが、WHR=0.5ってのはかなり腰がくびれている状態、WHR = 0.9ってのはかなりズン胴の状態です。
この、男だか女だかよくわからない画像を被験者さんに見せて、男に見えるか女に見えるかを判断してもらったところ、WHRが大きくなり、ズン胴になるほど「男に見える」という判断が増えたそうです。
まあ、直感的にもそうなるだろうなという気はします。
この実験結果、論文中では数値を羅列する形で述べられていただけなんですが、これをグラフにしてみたのが上の図です。
きれいなS字型のグラフになりました。実験心理学の論文では、よく見る形のグラフです。
縦軸は「男に見える」という判断の比率ですので、50%より大きいと、「男に見える」という判断が優勢、50%より小さいと、「女に見える」という判断の方が優勢だったことになります。
「男に見える」という判断がちょうど50%のとき、「女に見える」という判断も50%になりますから、男だか女だか全然わからなかった、ということを意味します。多分、被験者さんはあてずっぽで回答していたんでしょうね。
この実験で使った画像だと、だいたいWHRが0.7あたりのときに、男だか女だかよくわからなくなったということになります。
でも、同じ事が、Johnsonさんたちが使った画像(動画)以外でも成り立つかどうかはわかりません。
Johnson, K., Gill, S., Reichman, V., & Tassinary, L. (2007). Swagger, sway, and sexuality: Judging sexual orientation from body motion and morphology. Journal of Personality and Social Psychology, 93(3), 321-334.
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