倒立効果:2nd order configural information

ひっくりかえっていますが、同じ顔が4つ並んでいます。
…嘘です。
4つの顔は、全く同じ顔ではなく、どこかが違っています。
どこが違うでしょうか?
回答は以下に。

4つの顔を普通の向きにしたのがこれです。
Aの顔が元の画像です。
Bの顔では、口を鼻に近づけてあります。
Cの顔では、両目の間隔を広げてあります。
Dの顔では、目と眉の間の距離を広げてあります。
違いに気づいたでしょうか?
いま見ている物が顔かどうかを判断する際、我々の脳は、顔面パーツの間の大ざっぱな関係(一次の布置情報)だけを問題にしているようです。そのため、実際には顔ではない物体も、顔っぽく見えてしまうことがあります。
しかし、顔と顔の間の区別をするためには、一次の布置情報だけでは不十分で、もっと詳細な違いまで識別する必要があります。
顔パーツの間の、具体的な(定量的な)は位置関係についての情報を、二次の布置情報などと呼ぶことがあります。我々の脳は、二次の布置情報の違いに対して、非常に高い感受性を持っているため、大勢の人の顔を区別することが出来ます。
しかし、そのような高い感受性を発揮できるのは、顔が普通の向きになっているときに限られていて、上下ひっくり返しになると、違いがあんまりよくわからなくなってしまいます(顔の倒立効果)。
上下ひっくり返しにしなくても、普通の向きの状態から45度〜90度くらい傾けるだけで、顔の倒立効果が顕著に生じてくるようです。
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