安易な取材

(Nikon ED50+20XWFA+BR-P1+Nikon CoolPix P1, 掛川花鳥園で撮影)
ある有名なテレビ番組を製作している者だ、と名乗る人物から研究者に電話がかかってきました。
プロフェッサーたちがその場にいませんでしたので、下っ端の私が応対することになりました。
ある心理学用語について解説しろ、とおっしゃるのです。
最初は社会心理学研究室に電話をされたそうですが、分野違いということで、こちらの研究室に、まあ、たらい回しされたようです。
しかし残念。
こちらの研究室でもまるで畑違いです。
心理学って、いろんな下位領域に分かれているから、知らない領域のことはまるでわからないんですよね。
私も一応は心理学の学位を持っていますが、質問された用語は聞いたこともありません。
というわけで、うちも違いますよ〜と回答。
すると今度は、
じゃあ、どこに質問したらいいのか教えろ、
とおっしゃる。
まるで畑違いなので、そもそもどこに質問したらいいのかすらわかりませんよ、と回答。
すると、
ヒントぐらい教えろ、
とおっしゃる。
まるで分からないと言っている人間にヒントを聞かれても…
というわけでお引き取りいただきました。
今度はどこに質問電話をかけたのかな?
こういう質問電話、よくかかってきます。
論文書いたり、プログラムのデバッグをしたり、被験者さん相手に実験データをとったりしているときでもおかまいなしですから、非常に迷惑です。
そもそも、大学の研究室にいきなり電話をかけて、専門知識を教えろ、ってのは、いかがなものでしょう?
電話をかけてきた人は、電話相談窓口みたいなことをしている研究室に所属していたことがあるんでしょうか?
よく思うんですが、こういう電話がかかってきたときに
「ああ、それならよく知っています。詳しく解説してさしあげますから、ぜひとも本学の入学試験を受けて、当研究室の学生さんになってください。」
といういじわるなことを言ってみたくなります(^^;
言いませんけど。
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で、ですよ。
学者のところにいきなり電話して、なんか教えろ、って要求するのは、歌手のところにいきなり電話して、電話口でちょっと歌ってみろ、って要求するのと同じくらい理不尽で無礼なことなんじゃないでしょうか。
まあ、
歌手や落語家にくらべりゃ、学者なんざどーしょもないもん、と思われているのかもしれないですけどね。