シャープな写真を追求すると…
シャープな写真を撮りたい、と思っている人は少なくないでしょう。
私もそんな一人です。
実際、写真投稿掲示板を見ると、シャープな写真であることを褒め称える書き込みをよく見かけます。
世の中には、シャープな写真をいとも簡単に撮影してしまう人たちがいます。
ぼけぼけな写真ばかり撮っている私からすると、ホントうらやましいです。
しかし、もしかすると、シャープな写真を量産し続けている当人は、「なんでシャープな写真が撮れないんだろう?」と不満に思っている可能性があります。

上の写真は、正月に沖縄で撮影したアミハラ(沖縄総合運動公園)です。
私の写真にしては、まあシャープに撮れている方ですが、今ひとつです。
じゃあ、ここでちょっとした心理実験をやってみましょう(簡単にできる心理学実験シリーズ第?弾 )
次の写真を見てください。

上の写真は、最初のを加工してぼけぼけにしたものです。
どうしようもないくらいぼけぼけですよね?
このぼけぼけ写真を30秒間じーっと見つめてください。
すると、30秒経つ頃には、最初に感じたときほどにはぼけぼけとは思えなくなってくるはずです。
いや、ぼけぼけなのは変わらないんですが、その程度が弱まるって事です。
じゃあ、やってください30秒。
はい、はじめ。
どうでした?
じゃあ今度は、最初の写真をもう一度見てください。
どうですか?
ものすごくシャープな写真に感じられませんでしたか?
よくわからなかった人は、2枚目の写真(ぼけぼけ写真)をもう一度30秒間見つめてから、1枚目の写真を見てみてください。
さて、先に進む前に、もう一度、ぼけぼけ写真を10秒くらい見ておいてください。

上の写真は、最初の写真のシャープネスを上げたものです(Photoshopでシャープネス強)。
うげ、こりゃいくらなんでもやりすぎですね。
では、このシャープネス上げすぎの写真を30秒じーと見つめてみてください。
そうすると、30秒経つころには、「やりすぎ」と言うほどひどくもないかな?と思えてくるはずです。
どうでしょう?
では、急いで1枚目の写真をもう一度見てください。
最初はそれなりにシャープに写っていると感じた1枚目の写真が、今はぼけぼけに見えませんか?
以上で実験は終了です。
この現象、心理学では「残効」と言います。
今回の場合は、ある一定の強度のシャープさを持つ写真を見続けていると、シャープさの判断基準が頭の中で変化してしまう現象です。見続けた写真が、標準的なシャープさを持つように感じられる…ってな感じに理解しておけばいいと思います(ホントかな?教えて初期視覚の人!)。
つまり、ぼけぼけ写真を量産して、そんなのばっかり見ている人は、ぼけぼけ写真が標準的なシャープさとして判断されるので、シャープさが実際にちょっと高い写真をみると、すんごいシャープに感じられてしまうんですね。
一方、本当にシャープな写真を量産して、そんなのばっかり見ている人は、そういう写真が標準的なシャープさとして判断されることになりますね。シャープな写真ばかり見ていると、評価基準が高くなってしまうってことです。だから、ホントはシャープな写真が撮れているのに、それじゃあ満足できない、と感じられてしまうってことです。
てことは、
シャープな写真を追求して、実際にシャープな写真が撮れるようになると、最初のうちは満足できるんだけど、評価基準が上がってしまうので現状では満足できなくなり、さらにシャープさを追求すると、また評価基準が上がり…という無限ループに陥ってしまうのかもしれません。
だから今のままでいいんだよ!
ってのは、言い訳なんでしょうけどねえ(^^;
下のアイコンをクリックしていただけると、ブログランキングのポイントが上がります。ランキングで上位に表示されると、実験の宣伝になる可能性もありますので、御協力いただけるとありがたいです。


私もそんな一人です。
実際、写真投稿掲示板を見ると、シャープな写真であることを褒め称える書き込みをよく見かけます。
世の中には、シャープな写真をいとも簡単に撮影してしまう人たちがいます。
ぼけぼけな写真ばかり撮っている私からすると、ホントうらやましいです。
しかし、もしかすると、シャープな写真を量産し続けている当人は、「なんでシャープな写真が撮れないんだろう?」と不満に思っている可能性があります。

上の写真は、正月に沖縄で撮影したアミハラ(沖縄総合運動公園)です。
私の写真にしては、まあシャープに撮れている方ですが、今ひとつです。
じゃあ、ここでちょっとした心理実験をやってみましょう(簡単にできる心理学実験シリーズ第?弾 )
次の写真を見てください。

上の写真は、最初のを加工してぼけぼけにしたものです。
どうしようもないくらいぼけぼけですよね?
このぼけぼけ写真を30秒間じーっと見つめてください。
すると、30秒経つ頃には、最初に感じたときほどにはぼけぼけとは思えなくなってくるはずです。
いや、ぼけぼけなのは変わらないんですが、その程度が弱まるって事です。
じゃあ、やってください30秒。
はい、はじめ。
どうでした?
じゃあ今度は、最初の写真をもう一度見てください。
どうですか?
ものすごくシャープな写真に感じられませんでしたか?
よくわからなかった人は、2枚目の写真(ぼけぼけ写真)をもう一度30秒間見つめてから、1枚目の写真を見てみてください。
さて、先に進む前に、もう一度、ぼけぼけ写真を10秒くらい見ておいてください。

上の写真は、最初の写真のシャープネスを上げたものです(Photoshopでシャープネス強)。
うげ、こりゃいくらなんでもやりすぎですね。
では、このシャープネス上げすぎの写真を30秒じーと見つめてみてください。
そうすると、30秒経つころには、「やりすぎ」と言うほどひどくもないかな?と思えてくるはずです。
どうでしょう?
では、急いで1枚目の写真をもう一度見てください。
最初はそれなりにシャープに写っていると感じた1枚目の写真が、今はぼけぼけに見えませんか?
以上で実験は終了です。
この現象、心理学では「残効」と言います。
今回の場合は、ある一定の強度のシャープさを持つ写真を見続けていると、シャープさの判断基準が頭の中で変化してしまう現象です。見続けた写真が、標準的なシャープさを持つように感じられる…ってな感じに理解しておけばいいと思います(ホントかな?教えて初期視覚の人!)。
つまり、ぼけぼけ写真を量産して、そんなのばっかり見ている人は、ぼけぼけ写真が標準的なシャープさとして判断されるので、シャープさが実際にちょっと高い写真をみると、すんごいシャープに感じられてしまうんですね。
一方、本当にシャープな写真を量産して、そんなのばっかり見ている人は、そういう写真が標準的なシャープさとして判断されることになりますね。シャープな写真ばかり見ていると、評価基準が高くなってしまうってことです。だから、ホントはシャープな写真が撮れているのに、それじゃあ満足できない、と感じられてしまうってことです。
てことは、
シャープな写真を追求して、実際にシャープな写真が撮れるようになると、最初のうちは満足できるんだけど、評価基準が上がってしまうので現状では満足できなくなり、さらにシャープさを追求すると、また評価基準が上がり…という無限ループに陥ってしまうのかもしれません。
だから今のままでいいんだよ!
ってのは、言い訳なんでしょうけどねえ(^^;
下のアイコンをクリックしていただけると、ブログランキングのポイントが上がります。ランキングで上位に表示されると、実験の宣伝になる可能性もありますので、御協力いただけるとありがたいです。


Comment
いや〜驚きました
(^^;
Koyapooさん、リンクしていただけるとありがたいです。残効の持続時間ですが、どうでしょう?30秒くらいで戻っちゃいますかね?多分、じーっと見つめる画像がどれくらいシャープか、ということと、それをどれくらいの時間見つめるかによって、残効の持続時間が変わるんだと思います。長期的に見たときに、残効の「残りカス」が蓄積されていく可能性もありますが、不勉強でちょっとわかりません。
評価基準をできるだけ揃える一つの方法として、基準となる写真をあらかじめ決めておき、それをしばらく見つめてから、写真の選別作業に入る、というものが考えられます。でも、実際にはそんなめんどいことやってらんないだろうし、そもそも、どんな写真を「基準」として設定するべきなのかもよくわかりません。そもそも、評価基準を一定に保つ必要があるかどうかも考える必要があると思います。
評価基準をできるだけ揃える一つの方法として、基準となる写真をあらかじめ決めておき、それをしばらく見つめてから、写真の選別作業に入る、というものが考えられます。でも、実際にはそんなめんどいことやってらんないだろうし、そもそも、どんな写真を「基準」として設定するべきなのかもよくわかりません。そもそも、評価基準を一定に保つ必要があるかどうかも考える必要があると思います。
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いとも簡単に撮影してしまう人、ってどんな写真撮るのかなと期待して開いたところ、なんとカエルの絵が・・・大変驚きました、過分なご紹介大変恐縮です。
感謝の意味を込めて実験の宣伝になるかどうかはわかりませんが当方のブログからリンクさせてもらってもよろしいでしょうか。
「残効」の心理実験はとても面白いですね。内容もよくわかりました。この「残効」はどのくらい持続するのでしょうか。
以下はあまり関係ない話かもしれませんが・・・
ムシの写真のセレクトをするとき、全てをピクセル等倍で確認しながらブレのないピントの合ったものを残すのですが、その過程で良いと思ったものより次々ともっとピントの良い写真が出てきて自分の目が甘いなあ、と感じることがよくあります。
「残効」とは違うかも知れませんが、また人によっても違うのかも知れませんが、一定の評価基準を保つことの難しさをいつも感じています。
正直なところ等倍で1枚見せられたらピントがいいかどうか、判断する自信がありません。複数枚あって初めて相対的に判断している現況です。(その中の"良いピント"も絶対かどうかわかりませんが)
これはA4程度へのプリントを前提としたときの横3000ピクセルくらいの写真の話なので横400ピクセルのネット上の写真とは意味合いが違うとは思いますが、まずは現状報告その1ということで。