2006/11/28

ネタバレが必要なのはなぜか

前の記事で、錯視(目の錯覚)を楽しむには、ネタバレが必要だと述べました。

例えば下の絵で、円の中央にある二つの正方形の明るさを比較してみてください。
taihi0

右側の方が少し暗くなっていますね?
フォトショップで、右の正方形が少し暗くなるように作ってみました。
だから、そのように見えるってわけです。

えーと…つまんないですね。

じゃあ、次のはどうでしょう?
円の部分も灰色になっていますが、やっぱり正方形部分の明るさを比較してください。
taihi1

最初のと同じで、右の方がちょっと暗くなってますね。

すごいですね!

すごくないですかそうですか。
そうですよね。

じゃあ、この二つの正方形が実際には全く同じ明るさだ、としたらどうですか?

すごいですよね!
同じ明るさのはずなのに、見た目の印象は違うんですよ。
面白いですよね?!

これは明るさの対比と呼ばれる現象で、周辺部分に影響されて、見た目の明るさが影響をうけるという錯覚です。
ウソだと思ったら、二番目の画像をフォトショップかなにかで読み込んで、スポイトツールを使ってRGBの値を調べてみてください。

このように、二つの正方形が実際には全く同じ明るさである、という「ネタバレ」をしないと、二番目の画像は全然面白くないんですよ。

錯覚が生じているときは、目(視覚系)に何か異常が生じているわけではありません。
一番めの画像のように、特に錯視が生じているわけではない場合と、基本的に違いはありません。

正方形の明るさが実際に違っていて、まさにその通りに見えるっていうあたりまえの状態と、正方形の明るさが実際には同じなんだけれど、錯視によって明るさが違って見えるっていうのは、現象としてなんの違いも無いわけです。

だから錯視を楽しむには、ネタバレが必要だっていうことです。

二つの線分の長さは実は同じなんだけど、こっちの方が長く見えますね!
この部分は実際には全く動いていないんだけど、動いているように見えますね!
この絵は実際には平面なんだけど、なんだか立体的に感じられますね!

というような具合です。

実際にどうか、ということと、見た目がどうか、っていうことのギャップがあるから楽しい。
それが錯視です。
ネタバレしないとギャップがあるかどうかがわからないんですよね。

ついでに、明るさの対比効果を楽しむための別の画像を作ってみました。
taihi2

左右の正方形をくっつけて、長方形にしてみました。
長方形の明るさが、左から右までほぼ同じように感じられると思うんですよ。
じゃあ、手のひらをかざして、長方形の中央部分を隠してみてください。
そうすると、2番目の画像と同じように、左右両端の明るさが違って感じられるはずです。

ランキングどんどん落ちてますね(^^;



2006/11/28

東京ディズニーリゾートで知覚心理学

グーフィー

子供と遊んでいるときは、できるだけ仕事がらみのことは考えないようにしています。
しかし、我が家では夫婦そろって実験心理学をやっており、研究や講義のネタになりそうなものを見つけると、ついつい反応してしまいます。
例えば、今回の東京ディズニーリゾート滞在中では、ホーンテッドマンション(ナイトメアー・ビフォア・クリスマスバージョン)で、
「ホローフェイスだ!」
と叫んでしまいました。ついつい。

ホローフェイスというのは、ホローフェイス錯視のことで、目の錯覚の一種です。
これは…

と始めると、そんなネタバレみたいなことは聞きたくない、純粋にアトラクションを楽しみたいから、という声が聞こえてきそうです。

確かに、多くのアトラクションについてはその通りでしょう。
今回は、ディズニーシーの水上ショー、レジェンド・オブ・ミシカを、事前情報一切なしで鑑賞しました。あんなのが出てくるとか、あんなことをするとか、まったく知らなかったので、驚きの連続でした。もし、そういったことをあらかじめ知っていたら、感動も半減したことでしょう。

しかし、目の錯覚(私は錯視という言い方を好んで使いますが)に関しては、話は全く逆です。
あらかじめ「ネタバレ」していないと、全く面白くないのです。

(多分続く)



2006/11/22

金さえあれば愛はいらない

経済的に恵まれている人は、自立的に考え、行動するという。
他人に頼らないし、他人も誰かに頼らずに自力で生きていくべきだ、という価値観を持つ。

という傾向があるという。

しかし、Science誌に掲載されたVohsらの論文によると、心理実験に参加した被験者に、お金という概念を(非意図的に)思い出させただけで、自立的傾向が高まったという。本当にリッチでなくてもいい、ということ。
しかも、すごく単純な方法を使うだけで、劇的な効果が出たというのだからすごい。

どうやって被験者にお金概念を(非意図的に)思い出させたか?
お金と関係のある単語や文章を読ませたり、お金の画像が流れるスクリーンセーバーを見せたりする。これだけ。
これだけで自立的傾向が高まったそうだ。
マジですかい?と誰もが思うだろう。
私は思いました。マジですかい?

ちなみに、スクリーンセーバーの画像は、Science誌のウェブページで誰でも見ることができる。

じゃあ、どうやって自立的傾向が高まったことを調べたか?
これもいろいろやっているのだが、例えば、すごく難しいパズル(あるいは絶対に解けないパズル)を被験者にやらせる。
このとき実験者が、「もし助けが必要ならいつでも呼んでください」と声をかけておく。
そうすると、お金概念を思い出させられなかった被験者は、平均186秒で実験者に助けを求めた。
これに対して、お金概念を思い出させられた被験者は、なかなか助けを求めようとしない。平均で314秒経過したときに、初めて助けを求めたという。これは、問題を自力で解決しようという傾向が高まったからだ、と解釈できる。

この自立的傾向は、他人との関係にも影響する。
自力で解決すべきだ、という価値観を他人にも当てはめるので、何か困っている人がいても、助けようという気があまり起こらなくなる。
実験では例えば、被験者の目の前で、実験者が箱に入った鉛筆をぶちまける(演技をする)。
このとき、被験者が何本の鉛筆を拾ってあげたかを数えると、お金概念を思い出させられた被験者は、そうでない被験者に比べ、拾ってあげる本数が少なかったのだそうだ。

ということは…

例えば、ある大学教員が指導する一人の学生セヤマ君(仮名)が、「よくわからないので教えてください」、「うまくできないので助けてください」、「次はどんな論文を読んだらいいですか?」などとやたら他力本願な人間だったとする。
ここで、セヤマ君の使っているパソコンのスクリーンセーバーに、お金の画像が流れるようなものを使わせたり、机の片隅に千円札を貼り付けておいて、いつでも彼の視野内にお金が見えているようにすると、自立的傾向が高まり、少しは自分で問題を解決できるようになるかもしれない。
ただしその反面、「明日は学会のシンポジウムがあるので準備を手伝ってくれんかね?」とセヤマ君にお願いしても、あまり積極的に力を貸してくれなくなる可能性もある。

Vohs, K. D., Mead, N. L., & Goode, M. R. (2006). The psychological consequences of money. Science, 314, 1154-1156.

さて、
Science誌に掲載されるほどすごい実験じゃないかもしれませんが、私も心理学実験をやっています。しかも、ウェブページ上で参加できます。
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2006/11/22

膝の位置と脚の長さの印象の関係は?

kneeposition

今日の立教の講義で、学生に思いつきでしゃべった話し。
膝の位置が違うと、脚全体の長さの印象が変わるのではないか?
試しに作ったのが上の図である。

右端のがすごくかっこ悪い、ということは分かるが…

膝下が一番長いのが左端、一番短いのが右端。
でも、脚全体の実際の長さは三つとも同じ。
じゃあ、見た目の長さ(知覚的な長さ)はどうだろうか?

脚全体の知覚的な長さがすごく違っていれば面白かったんですけどね。

というようなことを日々考えている私は、ウェブページ上で心理学実験をやっているところの一人の実験心理学者です。
よろしければご協力をお願いします。

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2006/11/19

設備は増える

生き物を飼育栽培していると、次から次へと飼育設備を増やしてしまう。
あるいは古い設備を新型にグレードアップしてしまう。

シンプルにスタートしたオパエウラ水槽(すでにピクシーシュリンプとは呼ばなくなってしまった)も、現在はだいぶゴテゴテしてきた。

オパエウラ水槽

水槽は日本動物薬品のカブトエビ飼育キット付属品である。
白色のリング状濾材(シポラックスではない)を底床として使用。これはエビの隠れ場所を兼ねている。その上に、かつて水草水槽を維持していた頃に使っていた、リシアストーン(ADA)を4枚敷き詰めている。更に、ウィローモスの塊と、ピクシーシュリンプセットを購入した際に付属していた枝(根?)と人造マリモでレイアウトしてある。
今後の気温低下に備えて、ヒーター、サーモスタット、温度計を導入。
ヒーターは、ピタリ適温1号だが、そのままでは高温になってしまうため、エヴァリス EVサーモ 600―WRを接続。ピタリ適温1号は7W相当だそうだが、このサーモスタットは1Wからでも対応してくれると言うことで選択した。温度計はビバリア最高最低温度計であるが、もともと水槽用ではないため、センサーを水槽内にきっちり固定できない。これは選択ミスと言えよう。



2006/11/19

安倍川でツグミと再会した

ツグミ

再会できたのはうれしいが、この色収差はなんとかならないものか。

チョウゲンボウ

初めて見る・撮る鳥。
チョウゲンボウだろうか。

ジョウビタキ雌

ジョウビタキの雌にも会うことが出来た。

草むらの中を半日歩き回って、アワユキセンダングサの種が体中にびっしりと付着してしまった。

2006/11/16

実験に参加してくれる人の割合は?

以前の記事で、実験に参加してくれるのがどんな人たちなのかについて検討した論文を紹介した。
しかし、私にとってはそんなことあんまり重要じゃありません。
どんな人が参加してくれても良いです。
とにかく、参加者の数を稼がないと。

というわけで、一生懸命このブログで実験の宣伝をしているっちゅー訳ですよ。
でも、本当にこんなブログやってて被験者増えてるんでしょうか?
このブログの閲覧者の何パーセントくらいが実験に参加しているのか、それをぜひ知りたいものです。

が、それがわかるような形でアクセスログをとったりはしていないことに今気づきました(^^;

今すぐ分かるデータは次の2点です。
1)実験一覧を載せたページのアクセス数:このブログ経由でそのページに行ったのかもしれないし、直接そっちに行ったのかもしれない。どっちなのか区別がつきません。

2)実験に参加してくれた人の数

1)と2)の比率をとれば、とりあえずの目安は出るでしょう。
目安?
何の目安か?
人の心の温かさの目安ですな (^^;

じゃあ、まず実験一覧ページへのアクセス数から見てみましょうね。

8月:45名
9月:102名
10月:138名
11月:83名(15日まで)

合計368名

一方、この間の実験参加者数は、ぴったり100。
ただし、これは正確に言うと、送られてきたデータの件数です。学生さんなんかは複数の実験に参加してくれていることが多いですから、参加者数そのものは、もっと少ないことになります。

でも、とりあえずこの数字で考えると、27%くらいの人が実験に参加してくれたことになります。

おお?
結構高い比率ですね?
参加してくださった27%のみなさん、ありがとうございました。

こういうデータ、もっと厳密にとって、Behavior Research Methodsあたりに投稿したら載るでしょうか?実験に参加してくれる人と、そうでない人の血液型の違いなんかも一緒に調べれば完璧でしょう(ここ笑うところですから)。

というこの記事をここまで読んだ人が、果たして実験に参加するのかどうか、興味があります(^^;
実験に御協力いただけなくても、下のバナーをクリックしてブログランキングに投票していただけるとうれしいです。



2006/11/16

通な言い方

通な言い方ってあるじゃないですか。
例えばアニメ通だったら、作品のタイトルをわざと普通と違う言い方にしてみたり。
「攻殻機動隊」のことを、「GITS」とか、「Ghost in the Shell」と言ってみたり、「魔女の宅急便」を「マジョタク」と言ってみたり。

今日、娘に「トップをねらえ!」を見せろって要求されたんですよ。
で、そのときの娘の言い方が、

「ガンバスターが見たい」

むう…三歳児にしてあの作品を「ガンバスター」と呼ぶか、娘よ。

今回はいきなり4話を見せて、おしまいにするつもりだったのだが、止まらなくなってそのまま5話、6話まで見てしまい、ついでに科学講座も見てしまった。

鑑賞中は、ずーっと質問ぜめであった。
リンダが死ぬシーンで、
娘:このおねえちゃんどうしたの?
父:ああ、怪獣に食べられちゃったんだよ。

ノリコとキミコが再開するシーンで、
娘:これは誰?
父:ああ、キミコだよ。
娘:赤ちゃんは?
父:タカミちゃん。
娘:ノリコがママになったの?
父:ママはキミコでしょ。

途中、よく分からない質問をされた。
娘:ちぃこはどうして〜してるの?
娘:なんでちぃこは〜なの?

ちぃこ?
ちぃこって誰だ?

保育園の友達に、「ちーちゃん」って子がいるので、その子の名前と「ノリコ」が混ざってしまったのかと最初は解釈した。
父:ちぃこじゃなくてノリコでしょ?

話がかみ合わない。

なんどか聞いているうちに判明した。

ちぃこ、というかわいい名前は、

コーチ

のことであった。
もしかして、三歳児アニメオタクの間での「通な言い方」だったんでしょうか?

2006/11/15

セルビアってどこですか?

昨日の講義で学生さんに、
「引用されない論文など存在しないも同然だ」
という話をしたのですが、実はその言葉が自分自身にグサグサ突き刺さっていたのでした(^^;
ほとんど引用してもらえません、私の論文 orz

で、今日、Citation indexで自分の論文の被引用状況を調べてみたんですが…おお!誰か引用してくれてますね!? (^^)

著者の所属を見ると、セルビアの人ですよセルビアってどこですか。
その論文の中で4回も引用されてますよ。

存在しないも同然だった一本の論文が、ちゃんと人様の役に立ちましたよ。
よかったよかった。

これからも、誰かに引用してもらえるような論文が書けるよう、がんばりましょうね。
しかし、実験参加者からデータをいただけないと、研究がまるで先に進みません。
よろしければ私が実施している心理学実験に御協力ください。実験に御協力いただけない場合でも、下のバナーをクリックしてブログランキングに投票していただけるとうれしいです。


2006/11/15

なんで平均顔は美人なのか?

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別の記事で、平均顔がそこそこの美男美女になることを紹介した。
目の大きさ、両目の間の間隔、口の大きさ、肌の色など、顔の視覚的特徴を平均化した顔は、いわば典型的な顔である。そういった平均顔=典型的な顔は、十人並みの普通の魅力を備えた顔ではなく、かなりの美男美女となる。多くの観察者が、平均顔を美男美女と判断する。
これは事実。

じゃあ、なんで平均顔が魅力的に感じられてしまうのか?
これについて有名な説明は、平均顔=典型的な顔は、繁殖のためのパートナーとして優秀な個体であることを示しているから(そういう相手とセックスして子供を作りたくなる?)、というものである。人間も動物の一種であると考えて、心理的現象を解明しようという立場からの説明である。

ところが、この説明にとってちょっとこまった事実が。
平均顔だけでなく、
平均魚
平均鳥
平均犬
平均車
平均時計

これらのどれもが、平均化する元になった個々の事例よりも、魅力的に感じられることがわかってしまったのである。
平均時計が魅力的に感じられたとしても、我々は時計をパートナーとして繁殖しようとは思わないから(一部の特殊な趣味の方(^^; はどうか知りませんが)、繁殖相手として優秀かどうか、に基づいた説明は適用できない。

Winkielmanたちは、もうちょっと一般的な原理で、平均顔や平均魚、平均時計などが魅力的に感じられる理由を説明しようとしている。
その説明とは、平均顔(や平均魚、平均時計)は、それ以外の顔に比べて心的情報処理が効率的に(fluently)行えるから、魅力的に感じられるんだ、というもの。

平均化した事物(顔、魚、時計、etc)は、その事物が属するカテゴリーでの典型的な属性を備えていると言える。そして、典型的な事物は、そうでない事物に比べ、心的情報処理が効率的に行ことが知られている。要するに、なんか判断をするときに、素早く判断できたり、間違いを犯さずに正確に判断ができたりするということである。例えば、典型的なスズメを見ると、すばやく「スズメだ!」と判断できるが、なんか変なスズメ(非典型的なスズメ)だと、スズメかどうかを判断するときにちょっと躊躇してしまったり、あるいは別の種類の鳥だと誤解してしまったりする、ということである。

そして、ある対象の心的情報処理が効率的に行えると、我々はそのような対象に好意的な反応を示すことも知られている。

ということから、典型的な事物に対しては、心的情報処理を効率的に行うことができて、効率的に行えるがゆえに、我々はそのような対象を魅力的に感じる、ということ。

なぜ効率的に処理できる対象を魅力的に感じるのか、という点に関しても、論文の中でちょっとだけ考察が述べられていたが、何を言っているのかよくわからなかったのでここはパス(学者の読解力なんてそんなもんだ。私だけか?)。

さて、処理の効率性に基づくこのような説明では、繁殖相手としての優秀さは全然問題とならないので、異性の顔だけでなく、魚でも鳥でも車でも時計でも、どんなものにでも同じ説明を適用できる。

魅力を評価する対象の種類によって、違う原理で魅力度が決まっている、ということでも良いような気がするんですがだめですかそうですか。

Winkielmanらの説明が正しいとすると、顔、魚、時計といった意味のある対象ではなく、黒い点がいくつか散らばったような、無意味なパターンについても、典型的なパターン=心的情報処理が効率的に行える=魅力的、ということになるはずである。
で、実験をやってみた、っちゅー話ですよ。
はい、こっから文体変わりますよ。

*    *
*  *
        *
  *
     * *

はい、これがAckの原型です。

    ***
*    *
          *
* *

で、これがBlubの原型です。
という感じで、適当にドットパターン2種類(AckとBlub、なにそれ?)の原型を作ります。
で、それぞれのドットの位置ををほんのちょっとだけ動かすと、原型とは違ってしまうものの、依然として典型的なAckだったりBlubであったりしますよね。
じゃあ、すごくたくさんドットを動かすと、今度はかなり非典型的なAckやBlubができあがります。この実験では、ドットを動かす量(歪みの量)を4段階用意して、かなり典型的なパターンから、かなり非典型的なパターンまで、たくさん準備しておきました。

第一段階:学習
実験に参加した被験者のみなさんに、典型的なのから非典型的なのまで含めて、AckとBlubをたくさん見て貰います。それぞれのパターンには、Ack、Blubと書いてあって、被験者さんは、どんなのがAckで、どんなのがBlubかを覚えて(学習して)もらいます。

第二段階:魅力評定
次に、被験者さんたちにAckとBlubを一つずつ見せていって、その魅力を10段階で評価して貰います。全然魅力的じゃなかったら1点、すごく魅力的だったら10点、みたいな感じで。
しかし、ドットパターンの魅力って一体…
まあ、「ドットパターンの魅力を判断してください」というように被験者さんにお願いしたときに判断される「何か」を測定していたっちゅーことですな。


第三段階:分類課題
最後に、AckとBlubが一つずつ被験者さんに呈示されて、その都度被験者さんは、できるだけ素早く、それがAckなのかBlubなのかを識別します。AckかBlubかに応じてボタンを押して貰ったんですな。で、そのときの識別判断の素早さ(反応時間)を測定します。

結果
被験者が10点満点で何点つけたかを見ることで、それぞれのドットパターンの魅力度がわかります。そしたら、AckもBlubも、原型によく似たもの、つまり典型的なパターンほど魅力的だと判断したことがわかりました。典型的なパターンっていうのは、顔の場合だったら平均顔ということになります。
で、反応時間のデータを見ると、典型的なパターンであるほど、素早くAckかBlubかを識別できていたことがわかりました。パターンに対する処理が、典型的なものほど効率的に行われていたってことですね。

というわけで、
典型的なパターン→効率的に処理される→だから魅力的

という、Winkielmanらの仮説と矛盾しない結果が得られたことになりますよ、と。

でもどうなんすかね?
ドットパターンの「魅力」ですよ。
この「魅力」ってやつが、異性の顔を見たときに我々が感じる「魅力」と同じものなのか、どうなのか、ってのが次に検討すべきテーマなんですかね?

Winkielman, P., Halberstadt, J., Fazendeiro, T., & Catty, S. (2006). Prototypes are attractive because they are easy on the mind. Psychological Science, 17(9), 799-806.

[おねがい]
このブログで紹介している心理学的現象は、被験者さんたちの協力によって見出されてきたものばかりです。わたしも新現象発見のために、被験者を必要としています。自分がやらなくても誰かがやるから大丈夫でしょ、と思ったらそれは大間違い。
あなたの協力が必要なんです。下のアイコンをクリックすると実験内容を説明しているページが開きます。5分から10分程度の間、簡単なゲームのようなことをしていただいています。どうか御協力ください。
被験者募集中!
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2006/11/14

大学教員の真実

立教非常勤6回目、
受講者6名。

前半、それぞれに課題(レポート)の進行状況をしゃべらせる。
みんな結構かしこいわ。
課題が出来上がってくるのが楽しみである。

後半、課題内容の質を向上させるために、どんな情報源が利用可能かを解説。
ジャーナルペーパー、紀要論文、書籍、学位論文、学会抄録など。
また、それらの質の善し悪しを判断する方法も解説する。
厳格な審査を受けるもの、そうで無いもの。
ピアレビュー制度の概要。
学術誌の格(インパクトファクター)。
などなど。

こういったことを講義した本来の理由は、学生さん達が効率的に文献検索をする助けとなる情報を提供するためである。
しかし、受講者たちは、これらの知識を得ることで、大学教員の研究業績を評価することができるようになってしまったわけだ。
大学教員が公開している研究業績リストの読み方も教えてしまった。
ジャーナルペーパーの様に見えるけれど、実際は学会抄録や講演要旨にすぎないものの見分け方、とか、自分が第一著者になっている業績と、そうでない業績の違いとか…

学生に対して偉そうな顔をしていたい大学教員にとって、学生にはあまり知られたくない知識だったかもしれない。
私も、東大所属のセンセイってことで講義をしてきたわけだが、彼らが私の研究業績を見れば、私が一流の研究者ではないことがバレバレとなるであろう。
来週から一人も教室に来なくなったりして(^^;



2006/11/14

美人は知的か?知的な人は美人か?

外見的魅力と頭の良さには関係があるという論文。
しかも、美人ほど頭が良い、という身も蓋もない、というか、夢も希望も無い話。

以下、アブストラクトだけ読んでの要約・解釈です。
本文は全然読んでませんので。

一般に、外見的魅力の高い人は、頭も良いと判断される傾向があるそうな。
例えば、下の二つの顔画像を見て、どっちが美人かと聞かれたら、ほとんどの人が右側、と答えるでしょう。さらに、どっちが頭良さそうか、と聞かれたら、どうですか?私ならやはり右側の方が頭良さそう、と答えますね。
bakuretumodelsAve74

漫画に出てくる学者キャラでも、とんでもない天才科学者を、超絶美形としてデザインしていたりする例がありますよね?具体的な作品名をすぐに思い出せないけど。
漫画じゃないけど、グインサーガのアルド・ナリスとか?
漫画じゃないけど、エヴァの赤城リツコ博士とか?

で、いままでは、美形=知的っていうのは、あくまで観察者側の偏見だと考えられていたのだそうな。つまり、実際には外見的魅力と頭の良さには全然関係がなくて、美人で頭のいい人もいれば、頭の良くない人も同じくらいの数いて、美形=知的とは全く言えないけれど、我々が人を見ると、頭の中で勝手に、美形=知的と結びつけてしまう、ということ。

しかし、Kanazawa & Kovarが論文の中で主張しているのは、本当に美形=知的なんじゃないの、ということ。

彼らは4つの仮定を立てて、もしその仮定が全部正しければ、美形=知的と言える、と考えている。その仮定とは、
1)頭の良い男性は、そうでない男性よりも、社会的に成功しやすい。
2)社会的に成功した男性は、美女と結婚できることが多い。
3)頭の良さは遺伝する。
4)外見的魅力も遺伝する。

要するに、頭のいい男は、社会的に成功して、美人の嫁さん貰うと。で、生まれてくる子供も、頭が良くて、見てくれも良い。で、そういった頭のいいお子さんが成長すると、やっぱり社会的に成功して…以下繰り返し。

ってわけか?

以前、CNNに、
「美しい人」は並の人より収入高いと
という見出しの記事が載ったことがあった。
既にオンラインでは読めなくなっているようですが、
見た目の美しい人は、「普通」の人と比べ、時給換算で5%程度多く稼ぐ傾向にある
とか。どの程度信頼できる調査かは知りませんが、少なくともKanazawa & Kovarの主張と矛盾しませんね。ただこれはもしかすると、最初に書いた偏見を観察者(雇用主)が持っているせいなのかもしれませんが。美形社員と「普通」の社員の能力がまったく同じでも、頭良さげに見える人(=美形)に多めに給料はらっちゃう、なんていかにもありそうな悲しい話では?

以上、論文のアブストラクトだけ読んで内容を紹介してみました。
興味のある方はちゃんと本文も読んでくださいね。

Kanazawa, S., & Kovar, J. L. (2004). Why beautiful people are more intelligent. Intelligence, 32, 227-243.

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2006/11/14

ミュラーリヤー錯視 レポート 実験 考察

こんなキーワードでこのブログに訪れる人が相変わらず多い。
みんな、レポートの提出締め切りはいつかな?

せっかくこのブログに来てくれたんで、また一つアドバイスでもしましょうね。

えー、みなさんは、いろんなサイトでミュラーリヤー錯視について調べて、一生懸命に序論やら考察やら書こうとしていると思うんですよ。でも、実は、採点する先生が期待しているのは、ミュラーリヤー錯視についての洞察に満ちた考察が展開されているレポートよりも、単に論文らしい形式で書かれたレポートである、ということが結構あります。薄っぺらい考察しか書いていないレポートでも、論文らしい形式で書かれているだけで、高い点数がついてしまう可能性もあります。
もちろん、採点する先生によって、重視するところはいろいろ違うと思いますので、一概には言えません。少なくとも、私が東大の実験演習でミュラーリヤー錯視のレポートを採点するときは、形式を重視しましたし、学生さんたちにもはっきりそのように伝えました。

重要なのは書いてある中身であって、形式なんて二の次だ、と思うかもしれません。
でも、論文らしい形式(レポートだって論文だ)で書くっていうのは、いわば、学術的コミュニケーションでの「身だしなみ」みたいなもの。レポートの採点なんて、結局は採点者の主観的印象で決まるんだから、どうせなら身だしなみ(形式)を整えて、好印象を与えた方が、あきらかに有利ですよ。

多分、「レポートの書き方」みたいな講義を受けましたよね?例えば、一般的な事柄や、真実であることが明らかな事柄は現在形で書くけれど、自分でやった実験に関する事柄は過去形で書く、とか、図や表には通し番号を付ける、とか、文献を引用するときは必ず出典を明記し、巻末に文献リストをつける、とか、そんなやつ。

こういうの、全部守ってください。

でも、こういう事、いくら言っても守れない学生さんが多いんですよね。
しかも、赤ペン入れても次のレポートでまた同じ間違いをやらかすし。
おそらく、学生さん達は、
「やっぱり内容が重要で、形式については大体言われたことを守っていればいい」
くらいに考えてしまうんじゃないでしょうか。
はっきり言ってそれは間違ってます。
内容も重要ですが、形式については、

馬鹿正直に、

メチャクチャ厳密に

言われたことを守ってください。
指導する側が期待しているのは、そういうレベルで形式がしっかり守られているレポートです。
いや、そうである可能性が極めて高いと私は思いますよ。

もうマニュアル通りにやるだけなんだから、そんなの簡単でしょ?
それだけで点数が劇的にアップするんだから(アップする可能性が高いんだから)、しっかり守ってください。
厳密に。
馬鹿正直に。

じゃあ、そんな感じでレポート書いてくださいな。

で、もしこのアドバイスが役に立ちそうだ、と思ったら、私がやっている心理学実験に参加してください。レポート書き終わってからでもいいです。
実験に御協力いただけない場合でも、下のバナーをクリックして、ブログランキングに投票していただければ大変助かります。
んじゃ、レポートがんばって。



2006/11/13

デジカメを買い換えた

オリンパスのμ720SW。
どうも相性が悪いようで、好みの写真が撮れない。
と、とぅじも不満を表明していた。

そこで、この機種を下取りに出して、差額で新しいデジカメを購入することにした。
PENTAXの水中撮影カメラが第一候補だったのだが、店頭になかったため、Nikon CoolPix S8を選択した。
小さいこと、軽いこと、レンズがしっかりガードされていること、の三つが条件で、全てを満たしていたのはこの機種だけだった。その店では。

中古品コーナーに、Canon Powershot S80があって、私としてはそれが良かったのですが、しに重いということで却下。
とりあえずは却下。

オパエウラ

オパエウラの写真を撮ってみたところ、でーじノイジーな写真を量産してくれた。初期不良か?と思わせるほどのザラザラ写真ばっかり。
どうやら、ISO感度を豪快に上げてしまう設定だったようだ。

オパエウラ

ISO感度を固定したところ、普通の写真が撮れるようになった。
ちょっと暗かったので、これはISO100。

オパエウラ

うちのオパエウラのほとんどが真っ白になっていますが、こいつはなんと緑色です。
グリーンオパエウラ。
なんでかねえ?



2006/11/12

安倍川に沈む夕日を見た(自宅から)

富士山

今日はかなりの強風でしたが、お日様の光がたっぷりで、フィールドに撮影に出たらさぞ楽しかったろうと思います。
しかし…自由時間はいただけませんでした。

撮影するのはなんでもいいんですけどね。
スズメでも。
スズメ

これは、わざわざ宮古島まで行って撮影してきたスズメです。

いや、撮影できなかったとしても、フィールドに30分ほど入るだけで、ずいぶんストレス解消になるんですが。
なんとかなりませんか。


2006/11/11

曼荼羅を作る三歳児に見せたDVD

マンダラ

娘が遊んでいた、魚釣りゲームのターンテーブル。
なにやら怪しいオーラを発しつつ回転していた。
止めてみると…

マンダラ

これは…マンダラ!?
なかなか侮れんやつ。

そんな娘に今日、試しに見せてみたDVDが、「トップをねらえ!」。
先日購入した「耳をすませば」は、集中して見続けることができなかったが、どうであろうか。

まずは第一話。
ところどころ、ストーリーを説明してやる必要はあった。
例えば、タカヤ提督の死は、「悪い怪獣に食べられちゃった」と説明。
なんと最後まできっちり集中して見るではないか。
沖女(沖縄女子宇宙高等学校)の所在地が、娘の出生地である沖縄県だというのも良かったのだろうか?

第一話が終了し、「はい、おしまーい。まだお話があるけど見る?」と聞くと、見るという。
「あの青くてでっかいロケットで怪獣をやっつけにいくんだよ」と説明。青くてでっかいロケット=エクセリヲンである。
で、そのまま第二話も全部見てしまった。
感動するポイントでは、ちゃんと目をウルウルさせている。
ルクシヲンにタカヤ提督が居なかったのが哀しかったそうだ。

で、「もっと見る」と言うのだが、この日は保育園の工作教室に行くことになっていた。

工作教室

しばし、亜光速の世界から離れて、ヘビのびっくり箱とゴムで動く自動車の製作に没頭。
工作教室


午後三時頃、帰りのバスの中で、うとうとしていたのだが(通常ならお昼寝の時間帯)、帰宅してトップ第三話を見始めると一気に覚醒。
スミスが死んでしまった(怪獣に食べられちゃった)ところでまた、娘の目がウルウル。

そして第四話。
すごく強いロボット(ガンバスター)で怪獣(巡洋艦級宇宙怪獣)をやっつける場面で、娘、大感動。
パパもバスターコレダーのシーンを見ると、100%ウルウル状態になってしまう。
親子で大感動。
「最初、ノリコはロボットの運転上手じゃなかったけど、いっぱい練習して上手になったから、怪獣やっつけられたんだよ。」と要約してやると、えらく納得していた。
しかし、娘に理解できなかった事が一つ。
怪獣をやっつけたのにパパ(タカヤ提督)はなぜ戻ってこないのか?
「食べられちゃったらもう助けられないんだよ」
ということで納得してもらったが、すっきりしないようであった。

その後、第五話、第六話に突入。
さすがにここで集中力がとぎれた。
テレビの前から離れてしまうことが多くなる。
しかしそれでも見続けている。
仕事から帰ってきたとぅじに、「あのロボット(ガンバスター)、すっごくつよいんだよ!」などと解説しているし。

結局、今日一日で、トップをねらえ!全六話を通しで見てしまった三歳児。
見終わった直後に娘が言った一言。

もういっかい見たい。



2006/11/11

なにしろこれから実験ですので

剣牙虎

このブログを更新しようというモティベーションが低下してきている。
原因は不明だ。
偶然だが、知人の奥方も先日ブログを閉鎖してしまった。
しかしながら、「実験室を持たない実験心理学者」である私にとって、ウェブ上での実験実施は、研究者として生き残るために残された数少ない手段の一つであり、それゆえ、ブログを通じて被験者を集めることは極めて重要な作業である。ここで止める訳にはいかない。
たとえ、ブログ閲覧者のうち、実験に参加してくださるのが100名に1人以下の割合であってもだ。

「皇国の守護者」(佐藤大輔・伊藤悠、集英社)を読んだらこういうノリになってしまいました。
4巻が待ち遠しい。

新しい実験始めます。
たとえ、ブログ閲覧者のうち、実験に参加してくださるのが(以下略)。
東京芸大の学生さん77名を対象とした予備実験の結果を見る限りでは、有意義なデータが得られそうである。

今日は他大学の方と、不気味の谷について三刻ほどディスカッションをする。
やはり面白い研究テーマであると再確認する。
やりたいことはいろいろあるが、被験者が得られないことには身動きがとれない。
であります。

2006/11/08

発表会

カードキャプターさくら(CLAMP)では、さくらちゃんのお父さんは大学教員ということになっている。作中、さくらちゃんのお父さんが、何らかの研究会、あるいは学会の年次大会かなにかに参加するという状況設定がるのだが、さくらちゃん本人は、お父さんが参加する集まりを「発表会」と表現している。

発表会

この表現、私のツボにもろにはまりました。
以来、いつか自分の子供にも、この表現を使い、そして子供本人にも、この表現を使わせることが、私の密かな夢となったのでした。

そして、その夢をかなえる機会がついに訪れました。
日本心理学会第70回大会 in 福岡。
大道芸ワールドカップを我慢して行ってきました。

今までも、子供を学会大会に連れて行ったことが何度かありましたが、そのときはまだろくに言葉を理解しない「猫草」(大島弓子)でした。しかし今回は違います。もう、たんぽぽ組のおっきなおねえさんですから(^^;

今回発表したのはとぅじとの共同研究で、とぅじが主発表者となっていました。
日心

従って今回の福岡行きは、

ママの発表会の応援

であると娘に理解させることになりました。
よーし、今度はパパも発表会やっちゃうぞー。次は視覚学会かな?基礎心理学会かな?

船長さん

会場は港のそばでしたので、さくらちゃんの今回のコスプレは船長さんです。

日心

娘は、会場内の託児所で預かってもらいました。日本心理学会大会では、少なくともここ数年はずーっと託児所を設けていると思いますが、他分野の学会大会だと、こういうサービスをするという発想が全く無いところもあるそうで。そりゃ子持ち研究者はたいへんだ。

福岡の印象.
とにかくタバコ臭い。
禁煙タクシーは一台も見かけませんでした。
禁煙席のある店を探すのが大変でした。
喫茶店で一休みしようと思っても、タバコ吸ってる人が必ずいる。
ある店で、「禁煙席はどこですか?」と尋ねたら、「全席喫煙席です」ときっぱり
健康増進法というのがあった気がするのですが、福岡は治外法権ですか?
結局、まともな禁煙席があったのは、福岡ならでは、の店ではなく、全国区のミスドでした(T_T)
ときどき、娘がわじって「静岡にかえりたい」と何度か言ったのですが、たーりーさいも静岡に帰りたかったよ、タバコの煙から逃れるために(T_T)

みのりの杜

夕食の場所を探すのがこれまた一苦労。
くたくたになってたどり着いたのが、「みのりの杜」。
自然食バイキングとあります。
自然食、とか謳っておいて禁煙席が無かったら、悪い冗談です。そのときはブログのネタにしよう、と思って店のにーせーに尋ねたところ、「全席禁煙です」ときっぱり
夕食場所、決定。
とりあえず、タバコの煙に怯えずに食事ができれば、味はどうでもいい、と思っていました。
結果、大変おいしゅうございました
とても気に入ってしまいましたので、翌日も同じ店で食事をすることにしました。
メインディッシュもおいしかったですが、デザートがこれまた。
りんごのスフレ、また食べたい。
かぼちゃのプリン、また食べたい。
静岡にもぜひチェーン店を。

ズゴック

ちなみに、宿泊したホテルはズゴック標準装備でした。

大道芸ワールドカップが終わった静岡に帰ってみると、アランシュルツがチャンピオンになっているじゃないですか。
ということは、来年はゲストとしての参加ですね。

さて、
ここ数日は、大道芸ワールドカップ関係のキーワードで検索してこのブログにやってくる人が増えていますが、実験参加者数の方はいまいち伸び悩んでいます。
大道芸ワールドカップといえばボランティア。
ボランティア精神で、ぜひ私のやっている心理学実験にもご協力ください。

2006/11/06

大道芸ワールドカップの後、安倍川で

大道芸ワールドカップからの帰途、娘はバスの中で眠ってしまいました。
娘が寝てしまうと自由時間になります。
まだちょっとだけお日様の光が残っていましたので、いつもの安倍川河口左岸に行ってきました。かなり疲れていましたが、生き物観察のための体力は別腹ですので。

カシラダカ

最初はジョウビタキの雌かと思ったのですが、違いました。
この場所では初めて見る鳥です。カシラダカでしょうか?
数羽で群れていました。

藪の中に隠れている状態でも何枚か撮影しましたが、一羽だけちょっと違うのが混ざっていました。
アオジ

アオジですかね?
しっかり私の方を見て警戒しています。

カシラダカもアオジも、今度遭ったときはもうちょっと綺麗に撮りたいものです。

2006/11/04

大道芸ワールドカップ2006 二日目

大変良い天気に恵まれた大道芸ワールドカップ2006 in 静岡、二日目。
とぅじと娘と一緒に行ってきました。
脇目もふらずに静岡市役所前に直行です。
もちろん、アラン・シュルツのパフォーマンスを見るのが目的です。
彼の出演は、市役所前ステージの2回目だったので、初回出演者の演技を見て、そのまま居座り続ける計画です。

初回出演者、昨年度チャンピオンの、トリオ チャーサール。
前半のジャグリングが非常に素晴らしく、それを見てしまうと後半のアクロバットが物足りなく感じてしまいました。前半と後半の間に、おそらくパフォーマーの体力回復を目的としていると思われる、ぬるい時間があったのですが、もうちょっと演出を考えた方がいいのでは?

彼らの演技終了後、アラン・シュルツと親父、ステージに到着。
トリオ チャーサールのメンバー達としばらくなんか立ち話してましたね。

アラン・シュルツのメインステージである丸い台の到着がなぜか遅れていました。
テーブルのセッティングはシュルツ親父担当。
わざわざ水準器を使って、台が水平かどうかチェックしてました。

アランシュルツ

そしていよいよアラン・シュルツの演技開始。
一昨年と同じく、萩尾望都キャラ体型で実に格好いい。
大量のボールを、床にばらばらと無造作に「落としている」だけのように見え、しかもその状態が奇妙にもずーっと続いているという不思議な感覚。まるで何百個ものボールが手のひらから次々と出現し、彼の足下にぼろぼろと落ちていき、そのまま消えてしまっているかのよう。

いま、ちょっといいこと言ったかな? (^^;

ボールを使ったパフォーマンスの合間に入るダンス(ステップ)も見応えアリ。
そして奇跡の11ボール…はちょっと苦しいか?
いちおう、11個のボールを制御している状態が瞬間的に成立した、という程度。

また、アラン・シュルツ=完璧、というイメージがあったのですが、今回は2回もミス。
それはそれで新鮮か(^^;

演技終了後も人気爆発。
とてもじゃないが、ハットマネーを渡せる状態ではない。
しょうがないので、今回はシュルツ親父に渡しました。娘が。
親父、前回はスーツだったけど、今回はかりゆしウェアみたいなラフな格好でした。

アラン・シュルツを見たので、私の中ではもう大道芸ワールドカップ終了しました。
あとはどうでもいいです。
というわけで、まったく計画無し。

食事をしてから、駿府公園に向かいました。
途中、一昨年にオフ部門で出演していたロッキーに遭遇。
素の姿だったのですが、すぐに分かりました。
彼とすれ違うとき、とぅじに「ロッキーじゃない?」と言ったのが聞こえたらしく、一瞬こちらを振り向きました。で、「ロッキーですよね?」と声を掛けたらこくこくうなずいてました。
彼のニセ外人キャラは結構好きなので、またどこかで演技を拝見したいものです。
ちばりよー!

駿府公園に到着。
入り口付近で、人間ジュークボックスのタカパーチ、初めて生で見ました。

駿府公園内は、そこら中にタバコの煙が漂っていて参りました。
路上喫煙禁止条例を施行している静岡市のイベントがこんなでいいんでしょうか?

しばらく娘はクラウン狩り。
クラウンを見つけては握手する、という繰り返し。
クラウン


途中遭遇した銀色のパフォーマーは、ウォーキングアクトのun-paだったんでしょうか?
娘は何となく怖がっていました。
un-pa


あとは適当に何か見て帰ろう、ということで、ちょうど始まりそうだったレ フレール タキンスのステージ前に陣取りました。
レ フレール タキンス

事前情報無し。
そもそも二人組だということも、演技が始まるまで知らなかった。
が、これは当たりでした。
人間役と人形役の二人で演じるコメディー。
人形役は、本当にマネキンっぽくて、登場直後は、本当に人形を使っているのだと思ってしまいました。不気味の谷の研究をしている私にとって、昨年度のマイクマイケル同様、興味深い事例です。
などとすぐ研究のことを考えてしまうのは悪い癖ですが…
彼らのパフォーマンスの内容は素直に面白くて、かつてのドリフターズのコントに通じるところがあったように思いました。会場の子供達にバカウケ。肩車状態で鑑賞していたうちの娘も、私の頭の上でゲラゲラ笑っていました。

以上で大道芸ワールドカップ終了。
たった三つのパフォーマンスしか見ませんでしたが、レベルの高いものばかりだったので、とても満足できました。
翌日からの日本心理学会がなければ、土曜も日曜も会場に通うのですが…残念です。

てなわけで、
大道芸ワールドカップを見に行った方、同じ大道芸ファンである私を助けると思って、私のやっている心理学実験に参加していただけないでしょうか?
そこのアラン・シュルツファンのあなた、どうですか?
いますぐ実験に御協力いただけなくても、下のバナーをクリックしてブログランキングに投票していただけると助かります。


2006/11/03

大道芸ワールドカップ2006

私が地下鉄丸ノ内線の車内でタバコの吸い殻を見つけたりしていた今日、
丸ノ内線


とぅじと娘は大道芸ワールドカップに参加してきたのだそうだ。
しかも、アランシュルツのパフォーマンスを最前列で見てきたのだとか。
ウラヤマシス…
大道芸

真っ正面じゃなかったみたいですけどね。

さて、こんなブログに「アラン・シュルツ」をキーワードにしてたどり着いた方、そんなあなたが私の実施している心理学実験に参加してくださったらきっとすばらしいデータが得られることでしょう。

なわけないですが、でもよろしかったらご協力お願いいたしします。
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2006/11/02

ミュラーリヤー錯視実験レポート

採点終了。
しに疲れた。
50人分。

他大学でもこの時期に同じようなレポート課題が出ている模様。
ミュラーリヤー錯視
ミュラー・リヤー錯視
みたいなキーワードで検索してこのブログに来ている人がちらほら。
おそらく、レポート執筆のために情報収集している学生さんでしょう。

ちょっとだけヒントを。

レポートの中で、「」を多用するのはやめましょう。例えば、

矢羽の間の角度が180度以上のものを「外向図形」、180度以下のものを「内向図形」と呼ぶ。外向図形の主線が、内向図形と物理的に全く同じ長さであっても、外向図形の方が長く感じられる。この現象を「ミュラーリヤー錯視」と呼ぶ。

みたいな。
今回50人分採点してて、ひっちーこんな表現が出てくる。赤ペン入れるのにしに苦労したやし。

採点する先生やTAの人が、私と同じ研究領域の人だったら、こういう括弧は減点対象になる可能性が高いです。注意しましょう。絶対使っちゃ駄目、ってこた無いですが、控えめに使いましょう。

レポート書くの大変ですが、学生の皆さん、ちばりよー!

で、「レポート」を書き終わったら、「私が」やってる心理学実験に参加してください。
「よろしく」お願いします。

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瀬山淳一郎

Author:瀬山淳一郎
とある大学の心理学研究室のすみっこで実験心理学の研究をしている一児の父です。インターネット上で、あまり心理学っぽくない心理実験をやっています。ちょっとした空き時間(数分程度)のあるときに実験に参加していただけると助かります。下のアイコンをクリックすると、実験のページが開きます。

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